朝日ラバーの19年3月期連結決算は、売上高が77億600万円で前期比2・3%増、営業利益は4億8300万円で同13・7%減、経常利益は5億800万円で同13・7%減、当期純利益は3億5200万円で同23・3%減となった。
材料開発や工程改善、ものづくり構築に関する先行投資の実施などによる費用増で減益となった。
セグメント別では、工業用ゴム事業は、売上高が64億9800万円で同2・1%増、セグメント利益は6億4100万円で同7・5%減。RFIDタグ用ゴム製品は、受注が好調に推移し前期比で1・5倍に売上が伸びた。主力製品である自動車内装照明用のアサカラーLEDは、売上高が微減となった。自動車のスイッチ用ゴム製品や卓球ラケット用ラバーは、受注が好調に推移した。
医療・衛生用ゴム事業は、売上高が12億700万円で同3・4%増、セグメント利益は1億6200万円で同12・0%減。採血用・薬液混注用ゴム栓や、プレフィルドシリンジガスケットなど、医療用ゴム製品全般で受注が堅調に推移した。
20年3月期の通期予想は、売上高が78億1000万円で前期比1・3%増、営業利益は4億6400万円で同4・1%減、経常利益は4億6600万円で同8・4%減、当期純利益は3億3200万円で同5・8%減を見込んでいる。