三洋貿易の19年9月期第2四半期連結決算は、売上高が432億9800万円で前年同期比9・0%増、営業利益は34億5100万円で同15・1%増、経常利益は36億2800万円で同18・5%増、四半期純利益は24億4900万円で同23・5%増となった。
セグメント別では、化成品は、売上高が158億3800万円で同3・9%増、セグメント利益は8億8000万円で同17・2%減。ゴム関連商品は、仕入値上昇により、主力の自動車・家電・情報機器関連向け合成ゴムや副資材の採算が振るわず、低調だった。
機械資材は、売上高が166億9200万円で同10・6%増、セグメント利益は23億3500万円で同20・9%増。産業資材関連商品は、各種自動車部材、特にシート用・内装用部品の販売が好調に推移し、売上・利益ともに好調だった前年実績を上回った。
通期予想は、業績を踏まえ上方修正し、売上高は860億円で前期比9・6%増、営業利益は59億円で同12・1%増、経常利益は62億円で同11・2%増、当期純利益は42億円で同15・5%増を見込んでいる。
なお、海外現地法人は、売上高が106億6300万円で同15・2%増、セグメント利益は5億7200万円で同52・9%増。米国では、吸水性ポリマーが好調で、売上高が増加した。上海では、ゴム・化学品は低調だったが、自動車部材が堅調に推移した。タイでは、ゴム・化学品関連は平調だったが、自動車部材が好調だった。ベトナムでは、化学品の売上が増加したが、利益は伸び悩んだ。なお、今期より連結したメキシコ子会社の業績が寄与した。
2019年05月14日