ニッタは5月11日、同社本社で決算説明会を開催し、新田元庸社長が2019年3月期連結決算の説明を行った。
売上高は891億7400万円で前期比22・2%増、営業利益は56億6300万円で同16・4%増、経常利益は114億7400万円で同0・3%減、当期純利益は89億7100万円で同2・1%減の増収増益だった。
売上高は、国内が同24%増、海外が同9%増となり、それぞれ順調に推移した。国内は物流や建設機械など1年を通して好調な業界に引っ張られて増収。海外は物流や郵便業界向けなどが堅調に推移し、地域別ではとくに米国が順調だった。
営業利益について、新田社長は「利益的に大きく貢献したのがベルト事業だ。量的にも大きく伸び、コストダウンも寄与した結果、営業利益を伸ばすことができた」と述べ、売上高は3期連続、営業利益は2期連続といずれも過去最高を更新したと解説した。
セグメント別では、ベルト・ゴム製品事業は主力のベルト製品は、国内では物流向けや金銭機器向けの需要が堅調に推移。海外では、物流、郵便業界向け需要が堅調だった。
またゴム製品は、工作機業界向けのシール製品が堅調だった。