ブリヂストンは5月14日、同社のウレタンフォームが、岡山県倉敷市の風水害発生時の救助活動に使用される水陸両用バギーのタイヤに、パンク対策用として採用されたと発表した。
同社ウレタンフォームが採用された水陸両用バギーは、災害復興支援の一環として旭テクノプラント(岡山県倉敷市)が13日に同消防局へ寄贈したもの。地震や豪雨などの災害でがれきが散乱した現場や広範囲に浸水が続く現場では、タイヤのパンクで車両が走行不能となり救助活動に支障をきたすリスクが高まる。タイヤの空気が充填される空間にウレタンフォームを埋め込むことで、パンクによってタイヤの内圧がゼロになっても走行が可能となり、悪路でのパンクによる走行不能リスクを軽減する。
採用されたウレタンフォームには、同社の基盤技術である材料の配合技術やセルコントロール技術等を活用することで、人命救助において重要な災害発生後72時間の走行を継続して支えられる耐久性の確保を追求している。
https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2019051401.html