東拓工業(大阪市淀川区・豊田耕三社長)は、5月22~24日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される国内最大の電気設備総合展示会「第67回電設工業展」に出展し、角型TACレックスを始め、TACレックス、難燃TACレックス、メタルパワーなどの電設資材製品を展示する。
角型TACレックスは角型多条敷設管(角型難燃FEP)のパイオニア的な製品で、高密度ポリエチレン製の角型と円筒が交互に連続成形された独自構造を用いることで、整直性と可とう性を両立。角型多条敷設管では唯一、建設技術審査証明(土木研究センター)を取得している。
用途は電気設備などの電線・ケーブル多条敷設、電線共同用管路材、トンネル側道の電線・通信線多条敷設、橋梁部の電線多条添架のほか、近年は都市部を中心に広がりを見せる無電柱化工事にも採用が進んでいる。
TACレックスは、軽量(従来の鋼管と比べて運搬や敷設などが容易)、可とう性(既設物、障害物などを回避でき、作業性に優れる)、機械的強度が大きいといった点を特徴とする、波付硬質合成樹脂管(FEP)である。地中電線やケーブル保護管などに用いられている。
また、難燃TACレックスはTACレックスが持つ特徴に、難燃性を加えた難燃性波付硬質合成樹脂管(FEP)。難燃性に関しては、JISC3653(電力用ケーブルの地中埋設の施工方法)の管路式電線路の管の難燃性試験に合格しており、工場や発電所など重要施設のケーブル保護管など、難燃性が要求される場所で用いられる。
このほか、メタルパワー(地中埋設用強化可とう電線保護管)は、鋼板と難燃性ポリエチレンの波付け複合構造により、圧縮強度が高く、浅層埋設に適しているほか、道路下埋設・高圧引き込み・電線共同溝などにも使用可能。長年の実績と信頼を誇る同製品は、電力会社をはじめ太陽光、風力発電など民間・官公庁物件を問わず多数採用されている。
なお、同社ブースの小間番号はNO・1-35となっている。