ナンシンの2019年3月期連結決算は、売上高は94億5801万円で前年同期比0・9%減、営業利益は7億700万円で前年同期並み、経常利益は8億5226万円で同25・0%増、当期純利益は5億8161万円で同23・7%増となった。
売上は微減となったものの、働き方改革の取り組み等により営業利益は横ばい、役員退職慰労金支給規程の改正による退職慰労金額の算出金額上限の変更などにより、経常利益は大幅に前期を上回った。
地域別に見ると、日本の売上高は88億1857万円で同0・8%増、セグメント利益は5億7893万円で同27・4%増となった。
マレーシアの売上高は、27億6111万円で同16・1%増となったが、リンギット高などでセグメント利益は3090万円で同51・2%減となった。
中国の売上高は21億5084万円で同14・5%減、上半期人民元高などの影響でセグメント利益は8703万円で同49・5%減となった。
2020年3月期通期の連結業績予想は、売上高は92億500万円で前期比2・7%減、営業利益は4億6100万円で同34・8%減、経常利益は5億9600万円で同30・0%減、純利益は4億2200万円で同27・4%減を見込んでいる。