TOYO TIREの2019年12月期第1四半期連結決算は、売上高は901億4300万円で前年同期比3・8%減、営業利益は101億7400万円で同4・0%減、経常利益は94億600万円で同10・4%増、四半期純利益は56億3500万円で同16・3%減となった。
タイヤ事業は、売上高は787億5900万円で同2・5%減、営業利益は105億4300万円で同8・3%減となった。
北米市場における市販用タイヤは、乗用車用タイヤの販売が前年を下回ったものの、ライトトラック用タイヤ及びトラックバス用タイヤの販売が堅調に推移したことにより販売量・売上高ともに前年同期並みとなった。欧州市場では、ロシアや英国などの販売が前年を下回った影響により、販売量・売上高ともに前年同期を下回った。
新車用タイヤについては、同社製品装着車種の販売が好調に推移したことに加え、海外市場における新規ビジネスの獲得により、販売量・売上高ともに前年同期を大きく上回った。
国内市販用タイヤは、夏用タイヤの出荷が好調に推移したものの冬用タイヤの出荷が前年を下回ったことで、販売量は前年同期を上回ったが、売上高は前年同期並みとなった。
自動車部品事業では、自動車用部品である防振ゴムの売上高はほぼ前年同期並みとなったが、シートクッションの事業譲渡により、売上高は113億6900万円で同12・2%減と前年同期を下回り、営業損失は3億8200万円(前年同期は9億1200万円の損失)となった。
2019年12月期通期の連結業績予想は、売上高は4000億円で前期比1・7%増、営業利益は400億円で同5・6%減、経常利益は372億円で同3・1%減、当期純利益は239億円で同126・5%増を見込んでいる。