ブリヂストンは11日、防府工場(山口県防府市)において建設・鉱山車両向け中・小型ラジアルタイヤ(中・小型ORR)の生産能力を増強すると発表した。
増強はグローバルで伸長する中小型ラジアルタイヤの需要に迅速に対応するため。
総投資額は約47億円。 2014年第1四半期中に同工場の中小型ラジアルタイヤの生産能力を日産で約12トン増強し、日産約94トンまで引き上げる。
防府工場は1976年から操業を開始。中小型ラジアルタイヤのほか、建設・鉱山車両用バイアスタイヤ、乗用車用ラジアルタイヤを生産している。
同社では、市場の需要動向に迅速に対応し、高品質な商品をタイムリーに提供できる生産体制を構築していく方針。
中・小型ORRは鉱山、採石場、港湾などで動く車両で使われるタイヤ。
〈防府工場概要〉 ▽所在地山口県防府市浜方100 ▽生産品目=PSR・中小型ORR・ORS ▽工場長=多胡和徳 ▽敷地面積=約48万2千㎡ ▽操業開始=1976年8月 ▽従業員数=983人(2011年6月末現在) ▽生産能力=(2011年6月末現在)PSR約1万2500本/日、中小型ORR約82トン/日、ORS約20トン/日