フコクは5月15日、河本太郎取締役会長が6月27日付で代表取締役会長兼社長に就任する役員人事を内定したと発表した。河本太郎氏は2009年6月以来の社長職への復帰となる。
19年3月期の業績が大幅な赤字決算となったことから、経営責任を明確にするため、河本次郎代表取締役が取締役を退き、最高技術顧問に就任する。
また、これに合わせ、小川隆副社長が代表取締役副社長に就任する。
代表取締役2名体制とする理由は、この1年で経営の主導を創業家から小川氏を中心とする新経営陣に移行し、資本と経営の分離を進める過渡期と定め、今後の経営体制の一層の強化を図るためとしている。
河本太郎新代表取締役会長兼社長は、1953年5月27日生まれ。1976年に同社に入社し、1984年に取締役となり、1997年から副社長を、1999年から社長を務め、2009年から現職の取締役会長に就任していた。