住友理工の19年3月期連結決算は、売上高が4697億500万円で前期比1・5%増、事業利益は93億7900万円で同27・1%減、営業利益は11億5300万円で同90・5%減、親会社の所有者に帰属する当期利益は50億2200万円の損失(前期は35億2800万円の利益)となった。
売上高は、中国・アジア市場で自動車、インフラ分野向けの販売が好調で、増収となった。
事業利益は、日本、欧州で収益性が改善したが、米国での人手不足に端を発する生産性悪化が当期も継続したことや、アルゼンチン自動車市場縮小の影響によるブラジル子会社の損益悪化により、減益となった。
営業利益は、13年に買収した防振ゴム事業子会社や、メキシコ、ブラジル子会社で固定資産等の減損損失を計上し、大幅な減益となった。
セグメント別に見ると、自動車用品は、売上高が3981億6000万円で同1・2%増、事業利益は77億7100万円で同20・4%減。 一般産業用品は、売上高が715億4500万円で同3・0%増、事業利益は16億800万円で同48・0%減。
20年3月期は、売上高が4700億円で前期比0・1%増、事業利益は100億円で同6・6%増、営業利益は80億円で同593・7%増、親会社の所有者に帰属する当期利益は20億円を見込む。