豊田合成は5月20日、米国における顧客の製品開発のニーズに迅速に対応するため、米州地域の統括子会社「豊田合成ノースアメリカ」(TGNA)の技術・営業事務所をオハイオ州ダブリン市に設立すると発表した。
従来はミシガン州トロイ市のTGNA本社にあった設計や営業機能を、主要な顧客であるホンダの研究開発拠点「ホンダR&Dアメリカズ」のオハイオ事務所の近隣にも置くことで、内外装製品やエアバッグの開発業務のスピードアップを図る。
TGNAは1999年4月設立、資本金は2億6473万米ドル。従業員数は348人。TGNAオハイオ事務所は2019年7月稼働開始予定。従業員数は5名。2020年代前半には、技術・営業員を約10名に増員する計画だ。
今後も同社は、主要市場である米国でカーメーカーの開発・生産ニーズに応え、さらなる事業拡大を目指すとしている。