経済産業省がまとめた19年1~3月のゴム製品生産・出荷金額によると、出荷金額は5772億4643万3000円で前年比1・1%増となった。 品目別では、工業用ゴム製品は金額は微減となったが、大きな割合を占める自動車用タイヤが生産・金額ともプラスとなったことから全体は前年を上回った。
このうち、自動車用タイヤの1~3月の出荷金額は2991億2178万2000円で同2・8%増。内訳はトラック・バス用が629億1630万4000円で同0・2%減、乗用車用は1390億8050万2000円で同1・3%増、小型トラック用は345億8503万5000円で同3・5%増、二輪自動車用が29億4298万2000円で同1・2%増などとなっており、トラック・バス用以外全てプラスとなった。
一方、1~3月の自動車用タイヤの生産本数は3660万5000本で同0・9%増。内訳はトラック・バス用が259万4000本で同0・5%増、乗用車用が2728万1000本で同0・3%増、小型トラック用は542万4000本で同4・3%増、二輪自動車用が94万1000本で同1・0%増、特殊車両用が36万3443本で同2・5%増となった。
国内自動車生産の1~3月は微増で推移している。その中で、タイヤ販売は新車用・市販用ともに前年並み。タイヤ生産は国内出荷がほぼ横ばいとなったものの、輸出出荷が堅調なことから、自動車用タイヤは生産・金額とも前年を上回った。
ゴムベルトの1~3月の生産量(新ゴム量)は、4842tで同10・8%減、出荷金額は
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