日本ゴム工業会は5月23日、東京・大手町の経団連会館で第17回幹事会を開催し、理事会の結果、「ゴム製品の生産・輸出入概況」「労務委員会関係事項」「資材関係の動向」などに関する報告を行った。
最初に池田育嗣会長(住友ゴム工業)があいさつを行い、会長になった1年間を振りかえり「国内のゴム製品生産は昨年は欧米の景気が堅調に推移し、新ゴム量ベースで2年連続でプラスになった。ただし、19年1~3月は楽観はできない状況だ」と説明。また、池田会長は、同会で実施している中小企業会員を対象とした景況調査結果を報告し「景況観については、『不変』と回答した企業が多いものの、今後『悪化』していくと回答した企業が増えつつあり、1~3月は2期ぶりに悪化に転じ、4~6月も引き続きマイナス予想となる」と述べた。