横浜ゴムは5月31日、河川美化活動により地域全体で身近な環境保護への関心を高めるリバーフレンドシップ制度の協定を、静岡県および三島市と締結したと発表した。
この制度は、静岡県が管理する河川の一定区間において、川の清掃、除草など美化活動を行おうとする市民活動団体に対して、活動に必要な物品の提供などの支援を行い、地元の市町はその活動によって生じた雑草や空き缶などの廃棄物の処分に協力する仕組みで、2004年より導入された。美化活動を行う団体と県・市町の三者で協定を締結し、協働により河川美化活動を行う。
同社三島工場では、工場西側に隣接する一級河川御殿川の一部の流域約300mで、2014年度から生物多様性保全活動を行ってきた。しかし、2017年頃から河川周辺で水害防災に伴う拡幅工事や河川浚渫が進められている影響で動植物が減少傾向にあり、同工場は動植物を河川に呼び戻す活動を行う中、今回の協定締結に至った。
三島市役所で行われた調印式には、静岡県沼津土木事務所の原広司所長、三島市の豊岡武士市長、同社三島工場の松本俊成工場長が参加した。