三井化学は5月31日、東京・汐留の本社で経営概況説明会を開催し、淡輪敏社長が18年度決算と19年度の見通し、各事業やESGのトピックスを説明した。
18年度決算は、売上高が1兆4829億円で前期比12%増、営業利益は934億円で同10%減となり、淡輪社長は「大阪工場の火災、台風、アンモニアのトラブルにより、約50億円のマイナス影響が出た」と述べた。
19年度は、売上高が1兆5400億円で前期比571億円増、営業利益は1050億円で同116億円増を見込み、営業利益は「最高益を更新すると見ている」(淡輪社長)。成長3領域とするモビリティ、ヘルスケア、フード&パッケージングの3分野は、いずれも営業利益が18年度を上回る見通しだ。
中期的には、成長拡大へ向けた投資を強化し、21年度までの3ヵ年で4300億円を投資する計画で、これらにより21年度には営業利益1400億円の達成を目指す。
事業別のトピックスとしては、