三井化学は5月31日、ポリプロピレン(PP)コンパウンドのグローバルでの需要拡大に対応するため、タイのグランド・サイアム・コンポジッツ社に生産設備を増設すると発表した。同日開催の経営概況説明会で淡輪敏社長が明らかにした。
能力増強は2020年5月に完工し、同年6月に営業運転を開始する計画で、増強される生産能力は年産1万3000t。
淡輪社長は、「世界8極で需要に応じた投資を続けていく。2020年には世界で112万t体制が構築される」と説明した。
今回の増強により、同社は、拡大するアジア市場での供給力を強化するとともに、グローバルな供給体制を拡大し、アジア拠点の自動車メーカー、
2019年06月03日