村岡ゴム工業(千葉県市川市、村岡実社長)の18年9月期は、出荷先の7割を占めるタイヤメーカーが堅調に推移したことから、前期実績を上回る販売を達成した。
19年9月期に入ってからも堅調で、今年1~3月の国内タイヤ生産が予想に反し海外向けを中心に堅調だったこともあり、上半期は前年実績、計画とも上回る販売となった。4月も、10連休前の在庫確保とみられる需要増で販売が好調だった。
タイヤ以外の工業用品用途では、昨年後半から関西で土木や建築資材向けを中心に災害復興関連とみられる需要が高まり、一時の低調感が解消されつつある。ゴム板メーカー各社の生産が堅調で、同社にも昨年10月から今年3月にかけて好影響が及んだ。
これらにより、今期は、消費税増税や中国の景気の影響はまだ不透明なものの、前年レベルの販売を維持する見通しだ。
再生ゴムは、輸入品の増加傾向が続く。輸入量は年