明和ゴム工業(東京都大田区、坪井栄一郎社長)の19年度9月期上期業績はほぼ前年並みで推移している。
印刷用ロール全体は横ばいとなっている。分野別では、UV印刷向けは引き続き好調、段ボール印刷向けも順調。UV印刷向けが好調な理由は、ゴムロール「UVゼスト」と樹脂ロール「UVサミットⅡ」のゴム・樹脂の両素材を持っているためで、「ユーザーの使用条件に応じたご提案を行い、拡販を図っている」(同社)。
一方、フィルム用が中心の工業用ロールは若干上回った。フィルム用ではシリコーンロールの「シリック」シリーズや、白色導電性ゴムロールの「ホワイト・エレコン」などエレコンシリーズも堅調だった。
また、シワ抑制ロールでは、「コンポジヘリカルロール」の引き合いが順調に増