資源リサイクル事業を行うエンビプロ・ホールディングスのグループ企業である東洋ゴムチップ(群馬県前橋市、桑原厚二社長)は、今年5月から、自社工場が再生可能エネルギー電力の供給を受けるRE100工場となった。リサイクル業界初の取り組みで、桑原社長は「サステナビリティの観点から重要なファクターだ」と語る。
同社は、半世紀にわたりゴム資源の有効活用を担う再生ゴムのパイオニア企業で、弾性舗装材を中心に、公園や学校、スポーツ施設の床材、鉄道用踏切パネルなど幅広い用途に事業を展開する。
19年6月期は、人工芝向けのゴムチップの販売が昨年一時鈍化したものの、その後回復し、今年初めに人工芝の張り替えに伴う需要が旺盛だったことから、通年では前年並みの売上を確保する見通しだ。目標とする経常利益2億円の達成に向け、順調に進捗している。
売上の5割以上を占めるEPDM製の弾性舗装材カラーゴムチップは、カラーバリエーションが標準で12色、調色実績は約150色と豊富で、弾性や耐久性、耐候性、透水性に優れ、柔らかい歩行感、転倒時の安全性に高い評価を得ている。幼稚園や公園の遊