日本自動車部品工業会は6月14日、会員企業の2018年度の経営動向と2019年度の業績見通しを発表した。
集計の対象は、5月1日現在の会員437社のうち、自動車部品の売上高比率が50%以上で、前年との比較が可能な上場企業74社。
18年度の売上高は、日本基準適用61社が合計14兆459億円で前期比1・4%増、IFRS適用13社が合計13兆2707億円で同2・9%増。説明した大下政司副会長兼専務理事は、「国内外での自動車販売増加に伴い増収となった」と分析した。
一方、18年度の利益面については、日本基準適用企業は、営業利益が合計7675億円で同15・4%減、経常利益は7998億円で同14・9%減、当期純利益は3643億円で同37・2%減。IFRS適用企業は、営業利益が合計7007億円で同23・0%減、税引前利益は7556億円で同20・4%減、当期純利益は4670億円で同20・6%減。「原材料費や購入部品費の上昇、設備投資や研究開発費の増加、労務費等販管費の上昇に加え、中国事業の採算悪化等の影響があり、減益となった」(同)。
また、地域別セグメント情報を決算で報告した会員企業の業績では、