ミシュランは6月14日、同社とゼネラルモーターズ(GM)が共同研究開発を進める、乗用車向けの新世代エアレスホイールテクノロジー「ミシュラン アプティス・プロトタイプ」について早ければ2024年に乗用車向けモデルを一般市場に投入すると発表した。
同社とゼネラルモーターズが世界の持続可能なモビリティを目指す「 ムービング・オン2019 サミット」で公表した。
アプティスは「Unique Puncture-proof Tire System」の頭字語。Visionコンセプトのひとつであるエアレスタイヤを実現し、画期的な構造や複合材料およびホイールアセンブリーにより、タイヤのパンクや破裂などの運転上の大きなリスクを取り除くことができる。
アプティス・プロトタイプの主な特徴とメリットとしては、「タイヤがパンクしないことによる安心感」「車両のダウンタイム最小化、メンテナンス負荷軽減、車両の稼働率向上」「交換用タイヤやスペアタイヤ製造のための原材料削減による環境保全効果」が挙げられる。
両社はまず「シボレー・ボルト EV」などの実験車両にアプティスを装着し、実証実験を行うとしている。