日本プラスチック工業会連盟がまとめた8月のプラスチック製品生産実績は44万3793トンで前年同期比2・3%の2ヵ月連続減少となった。
主な製品でみると、建材が前年同月比11・3%増の2万2220トン、日用品・雑貨が同4・6%増の2万2121トン、強化製品が同1・7%増の5362トンで増加した。一方、フィルムシートが同3・1%減の18万5200トン、板が同3・7%減の9892トン、合成皮革が同6・5%減の3619トン、パイプが同13・2%減の2万3368トン、機械器具・部品が同0・3%減の5万542トン。継手は2ヵ月連続減少した。
品種別では、建材の雨どいおよび同付属品が同31%増と大幅な伸びが見られた。
この結果、1―8月累計のプラスチック製品生産実績は379万0287トンで前年同期比1・2%増加し、4月以来5ヵ月連続の増加となった。
主な製品では、フィルムシートは同2・0%増、板は同0・7%増、パイプは同4・4%増、継手は同12・9%増、日用品・雑貨は同7・7%増、容器は同4・2%増、建材は同8・0%増、発砲製品は同3・1%増と先月に引き続き増加しているが、合成皮革は前年同期比同5・6%減、機械器具・部品は同12・9%減少した。品種別では、軟質製品の農業用が同12・2%増、建材の雨どいおよび同付属品が同12・9%増、床材料が同11・6%増、発砲製品の板物が同18・2%増、その他のホースが同16・0%増と二桁の伸びが見られた。