日本ベルト工業会が先にまとめた9月のゴム・樹脂ベルト生産実績は生産量が2939トンで前年同月比8%増となった。内需は1988トンで同0・5%増、輸出は951トンで同14%増となった。
品種別では、コンベヤベルトは6ヵ月連続で増加となり、1675トンで同14%増。内需は同9%増、輸出は同21%増と二桁の伸びがみられた。
伝動ベルトも2ヵ月連続の増加で、1264トンで同1%増。内需は同3%増、 輸出は同12%減少した。品種別では歯付ベルトが221トンで同1%減、Vファンベルトが945トンで同1%減となったが、その他ベルトが98トンで同24%増加した。
この結果、1―9月累計のゴムベルト生産量は2万2711トンで前年同期比8%増。内需は7097トンで同8%増、輸出は5149トンで同27%増。内需 は震災後の復興需要もあり生産が伸びている。品種別ではコンベヤは1万2236トンで同15%増と堅調。伝動ベルトは1万475トンで同1%増加した。
9月の樹脂ベルト生産量は前年同月比2%減の9万3140㎡となり、6ヵ月ぶり減少に転じた。
品種別ではポリウレタンが6万7411㎡で同4%増、PVCは1万3792㎡で同17%減、その他は1万1937㎡で同11%減となった。
この結果、樹脂ベルトの1―9月累計生産量は83万630㎡で前年同期比11%増加。出荷金額は83億300万円で同1%減と前年同期の水準をほぼ維持している。