ポリプラスチックスは6月25日、自動車の燃料系部品における「ジュラコンPOM」の新グレード「H140―54C」を開発したと発表した。
ジュラコンPOMの標準グレード「M90―44」は、長年日本やアジアの自動車燃料系部品に採用されてきた。豊富な採用実績から、同社では各種燃料がPOMに与える影響についての知見と評価方法を確立している。
一方、欧米では成形性の良さを考慮したPOMの高流動タイプのグレードが採用されている。
同社では、欧米での高流動タイプへのニーズに応え、同社の長年の知見を活かし、高流動・高剛性新グレードH140―54Cを開発した。
自動車の燃料系部品には、機械特性のほか、耐燃料性や熱的特性などが求められる。耐燃料性が良好で長期耐久性に優れる同社のジュラコンPOMは、フューエルポンプモジュールなど多くの燃料系部品に使われている。
同社のWEBサイトでは、高流動・高剛性グレード、導電グレード、開発中の耐酸性グレードといった、ジュラコンPOMの最新燃料系部品推奨グレードを紹介している。