海洋プラスチックごみ問題で、新たに国際的な枠組みが設置されることになった。
6月中旬に長野県軽井沢町で開催されたG20の環境担当の閣僚会合で、海洋プラスチックごみ削減に向け、各国の取り組みを定期的に報告する枠組みが創設されることが共同声明に盛り込まれ、今秋にも初会合が開催される見通しとなった。
この枠組みは、プラスチックごみの海洋への流出を抑制するためのさまざまな取り組みを後押しするものだ。プラスチック廃棄物の発生と投棄の削減、持続可能な消費と生産の推進などの根本的な対策だけでなく、海洋ごみの回収や、地球規模のモニタリングのための技術開発も奨励するとしている。
共同声明には、「プラスチックごみとマイクロプラスチックの海洋への流出の抑制や大幅な削減に向け、施策を推進し、各国による適切な国内的取り組みを速やかに実施することを決意する」と明記されている。
まだ数値目標などが示されたわけではないが、今回創設される枠組みが動き出せば、