JSRは6月26日、3Dプリンティング分野で革新的な技術を持つ米国のカーボン社に対して優先株の増資を引き受け、1500万米ドル(約16億円)を追加出資したと発表した。カーボン社とのパートナーシップを強化し、日本での事業展開をさらに加速していく。
カーボン社は、世界的にも先進的なデジタルマニュファクチャリング・プラットフォームを提供し、製品イノベーションの加速化を推進している。カーボン社の「DLS」は、液状樹脂から製品を成形し、優れた表面仕上げと機械的特性・強度が等方的な部品製造を実現する画期的な技術で、このDLSを搭載したカーボン社のプラットフォームを用いることで、最終製品の数量規模を問わない製造が可能となる。
同社はこれまで、カーボン社の革新的な技術とビジネスモデルに着目して計3000万米ドルを出資し、日本およびアジアでの事業化を進めてきた。