豊田合成は7月1日、6月28日に同社施設サンコートイースト(愛知県稲沢市)で会社創立70周年記念式典を開催し、全役員や従業員、国内関係会社の代表など約250人が出席したと発表した。
宮﨑社長は挨拶で、「この記念すべき節目の年を迎えられたのも、会社の発展を支えてこられた皆様のおかげです。70周年の歴史の積み重ねを感じるとともに、皆様と将来を創っていきたいと考えています。自動車業界の環境変化が加速度的に進むなか、従来の考えにとらわれない『進取の気性』を持って『圧倒的なスピード感』で2025事業計画の諸施策を実行していきましょう」と述べた。
なお、同社は70周年を記念し、以下の5つの事業を行う。
①従業員が創業からの歴史を認識し、会社への誇りと愛着を持ち、将来に向けた活動の拠り所となる「社史」の編纂(2020年1月発刊予定)。
②従業員の意見を幅広く取り入れ、おしゃれで機能的なデザインに一新した「推奨服」のリニューアル。
③同社スポーツクラブチームの公式戦や社内イベントなどの開催に加え、地域の方にも一部開放する「豊田合成記念体育館」の建設(2020年9月オープン予定)
④岐阜県・美濃加茂市と協定を締結し、山林が本来持つ雨水浄化機能の保全による河川の水質向上のため、雑草木の間伐などの森林整備を実施する里山づくり「豊田合成 樹守の里」。
⑤廃棄物低減の一環として、エアバッグやハンドルの生産時に生じた廃材を再利用し、ノベルティやスポーツクラブチームのグッズなどを製作する「もったいない活動」を行う。