豊田合成は7月4日、ベトナムの生産子会社である豊田合成ハイフォン(TGHP)のタイビン工場が稼動を開始したと発表した。
7月3日に開催された開所式では、同社の宮﨑直樹社長が「ベトナムで2拠点目となるタイビン工場が稼動したことを嬉しく思う。この工場は、エアバッグの構成部品やハンドルを生産し、グローバルでの安全に対するニーズの高まりに対応していく。地域の皆さまにご支援をいただきながら、地域とともに成長していきたい」と抱負を述べた。
同社は、エアバッグを中心とするセーフティシステム製品を重点事業と位置づけ、グローバルで生産能力を強化している。今回の新工場の稼動により、ベトナムでの生産能力を今後4年間で増強し、エアバッグ部品は2018年度の約1・5倍となる年産2500万個に、ハンドルは約1・7倍となる年産400万本に、それぞれ増やす予定にしている。