川口化学工業の2019年11月期第2四半期の連結決算は、売上高が37億2300万円で前年同期比2・8%増、営業利益は3000万円で同61・2%減、経常利益は3100万円で同59・9%減、四半期純利益は2000万円で同64・4%減となった。
化学工業薬品事業は、売上高が37億400万円で同2・8%増、営業利益は1500万円で同76・0%減だった。
同事業のうち、ゴム薬品部門は、売上高が22億3000万円で同0・4%増。工業用品向けは、加硫剤は前年同期を上回ったが、老化防止剤の一部製品において顧客の需要減により前年同期を下回り、売上が前年同期を下回った。タイヤ向けと合成ゴム用は、国内需要が伸び、売上が前年同期を上回った。海外向けは、新製品の顧客開拓と顧客の需要変動や要望に対し積極的対応により売上が伸びた製品もあったが、一部顧客での稼働低下の影響により、売上が前年同期を下回った。
通期予想の変更はなく、売上高は76億円で前期比0・1%減、営業利益は1億5000万円で同38・3%減、経常利益は1億5000万円で同37・5%減、当期純利益は1億円で同40・5%減を見込んでいる。
なお、化学工業薬品事業の樹脂薬品部門は、売上高が4億3600万円で同7・6%増だった。