G20に生分解製品を提供 カネカがごみ袋などに

2019年07月11日

ゴムタイムス社

 カネカは7月10日、インテックス大阪で6月27日~30日に開催されたG20大阪サミットで、国際メディアセンターに「カネカ生分解性ポリマーPHBH(PHBH)」を展示し、会場で使用されるごみ袋やカトラリーを提供したと発表した。

 同センターでは、各国の報道関係者に対して、日本の先端技術や環境問題への取り組みが紹介された。同社ブースでは、海洋汚染問題への解決提案素材として、PHBH製のスプーンやフォークなど各種成形品や、海水中での生分解性を示すサンプルなどを展示した。また、PHBHを使用したコンポスト可能なごみ袋やカトラリーが、実際に会場で使用された。

 これに先立ち、6月14~16日に長野県軽井沢町で行われた「持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合」に合わせて開催された「G20イノベーション展」にも出展し、同会合関係者にPHBH製のネームカードケースを提供した。

 PHBHは、同社が開発した100%植物由来の生分解性ポリマーで、幅広い環境下で優れた生分解性を有し、海水中で生分解する認証「OKバイオディグレーダブル・マリーン」を取得しており、海洋汚染低減に貢献する素材となっている。

 

展示されたPHBH製品

展示されたPHBH製品

PHBH製のごみ袋

PHBH製のごみ袋

PHBH製カードケース

PHBH製カードケース

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