横浜ゴムは7月11日、海外向けスポーティータイヤ「A539」をヒストリックカー向けタイヤとして12日より国内で発売すると発表した。
A539は特徴的なパターンデザインを持ったスポーティータイヤ。2000年に海外向け商品として発売し、欧州を中心に熱心なファンに愛され長きにわたり販売されている。国内のヒストリックカー愛好家より、その特徴的なデザインと保有しているサイズから国内での販売を求める声が多く、日本市場への導入を決定した。走行性能と快適性のバランスを追求した非対称パターンを採用し、コーナリング時の安定性を確保し、爽快感溢れる走りが体感できる。なお、発売サイズは185/50R1477V、175/60R1479H、175/50R1372V、175/60R1377H、185/60R1380H、165/60R1271Hの全6サイズとなっている。
同社は、2018年からスタートした3カ年の中期経営計画「グランドデザイン2020」のタイヤ消費財戦略において「ホビータイヤ戦略」を掲げ、レースやクラシックカーなどあらゆる自動車ユーザーの趣味に対応する新商品の開発と、既存商品のサイズラインアップ拡充を進めている。
なお、同社は同じくヒストリックカー向けに「アドバン HFタイプD」を復刻し、2017年より日本国内で販売している。ヒストリックカー向けに適したタイヤの開発、供給を継続することで、こよなくクルマを愛してやまない人たちとともにクルマ文化を支えていくとしている。