横浜ゴムは7月16日、耐摩耗・耐偏摩耗性能に優れたコミュニティバス用オールシーズンタイヤ「LT751R」を2019年7月16日より発売開始したと発表した。発売サイズは205/80R17・5 120/118Lの1サイズで、価格はオープンプライス。
コミュニティバスは、交通空白地域・不便地域の解消などを目的として、市町村などが主体的に計画、運用しており、「LT751R」は、そのコミュニティバス用に特化したタイヤ。
都心部におけるバス停や信号でのストップ&ゴーや山間部におけるカーブなどコミュニティバス特有の使用環境に対応するため、専用開発の新トレッドパターンや独自技術を使用したコンパウンドを採用し、耐摩耗・耐偏摩耗性能を向上させながらも低燃費性能については従来品同等レベルを維持している。
新トレッドパターンでは、センター領域に2列の高剛性ブロックを2イン1で配置し、ブロックの剛性を維持しながらウェットトラクションを確保するためにクローズドサイプを採用。ショルダー部には旋回時の偏摩耗を抑制する高剛性ショルダーブロック形状を採用した上で、浅溝と深溝は交互に配置した。さらに、トラック・バス用オールシーズンタイヤ「710R」で好評を得ている耐摩耗性能に寄与するポリマーとウェット性能に寄与するシリカを組み合わせたコンパウンドを使用。これらにより「LT751R」は従来品「TY285」と比べ、耐摩耗・耐偏摩耗性能を向上した上で、ウェット性能、低燃費性能、静粛性能、操縦安定性能などは同等レベルを維持している。