ゴムの困りごと解決集団として、挑戦しつづける江北ゴム製作所。菅原健太社長に同社の概要をはじめ、従業員の関わり方、働く環境などについて尋ねました。
―御社の概要を教えてください。
私の祖父の金丸茂之が創業し、ベルトの加工やベルトエンドレスを手掛けていました。当時は、西独のスターグルバ社製の自然加硫接着剤をコンベヤベルトのエンドレス接着工法に採用していました。その後、ベルトエンドレス技術を軸に、プーリー・ロール、タンクなどのゴムライニング、ゴム金型製造など幅広く横展開していきました。
今後もベルトエンドレス事業は拡販しつつ、塩ビのライニングやウレタンフォームの成形品作りを始めるなど、新しいこともチャレンジしています。
最近では、ウレタンコーティングやテフロンコーティング、フッ素樹脂のコーティングも行っており、腐食・防食の関係でフッ素樹脂のライニングの依頼もあります。また、当社が公益社団法人日本水道協会から東京工場が検査認定工場として登録され、東日本ゴム企業で職人手貼りゴムライニングをできるのは当社だけです。
現在は「少量多品種」をモットーに多くの分野の幅広く加工、製品づくりをしています。
―御社の強みとは。
当社の強みを挙げるとすれば、「なんでもトライする」ことです。当社はお客様の困りごとを解決する集団であり、お客様からの引き合いがある時は、基本的にまずは引き受けるという姿勢で取り組んでいます。「できません。」より「○○でしたらできますよ」の方が気持ちいいですから。当社はライニング、ベルト加工、防振ゴム、オーリング、パッキンなど幅広く手掛けていますので、それらの組み合わせやコーディネイトができることも強みのひとつですね。つまり、お客様の要望に対してフットワークが軽いのではない