精密成形品低調で減収に 信越ポリマーの4~6月期

2019年07月24日

ゴムタイムス社

 信越ポリマーの20年3月期第1四半期連結決算は、売上高が194億3800万円で前年同期比6・1%減、営業利益は18億2000万円で同0・3%増、経常利益は18億1600万円で同10・3%減、四半期純利益は12億8800万円で同10・4%減となった。

 セグメントのうち、精密成形品事業は、売上高が79億7900万円で同12・0%減、営業利益は11億9500万円で同10・7%減。OA機器用部品は、主力のレーザープリンター用現像ローラの需要が伸びなかった。シリコーンゴム成形品は、主力のメディカル関連製品が前年並みに推移したが、全体として売上げは低調だった。

 住環境・生活資材事業は、売上高が47億6700万円で同3・8%減、営業利益は1億6100万円で同78・3%増。機能性コンパウンドは、ロボットケーブル用の出荷が低調で、自動車用の需要も減速し、売上げが伸び悩んだ。導電性ポリマーは、自動車用電子部品用途は好調だったが、スマートフォン用部品用途の需要が急減した。

 通期予想は、これまで未定としていたが今回から公表し、売上高は830億円で前期比2・9%減、営業利益は78億円で同4・3%減、経常利益は80億円で同0・3%減、当期純利益は60億円で同0・8%減を見込む。

 

 

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