信越化学工業の20年3月期第1四半期連結決算は、売上高が3862億1100万円で前年同期比0・7%増、営業利益は1075億200万円で同12・7%増、経常利益は1089億200万円で同9・5%増、四半期純利益は840億2800万円で同14・0%増となった。
セグメントのうち、シリコーン事業は、売上高が563億6700万円で同1・3%増、営業利益は159億3900万円で同17・9%増。汎用製品の価格下落の影響を受けたが、機能製品を中心に拡販に努め、出荷が堅調に推移した。
半導体シリコン事業は、売上高が990億6600万円で同8・9%増、営業利益は394億2400万円で同31・4%増。半導体デバイス市場に軟化の動きが見られたが、高水準の出荷を維持し、業績が伸長した。
通期の連結業績予想は、今回から開示し、売上高は1兆5500億円で前期比2・8%減、営業利益は4050億円で同0・3%増、経常利益は4180億円で同0・6%増、当期純利益は3140億円で同1・6%増を見込んでいる。
なお、塩ビ・化成品事業は、売上高が1228億300万円で同0・3%減、営業利益は253億7900万円で同3・6%減だった。