2011年3月期第3四半期決算 アキレス プラ事業は堅調推移

2011年02月21日

ゴムタイムス社

アキレスの2011年3月期第3四半期連結決算は、売上高652億8400万円、前年同期比0・7%増、営業利益18億4300万円、同2・3%増、経常 利益21億600万円、同5・6%増の小幅ながら増収増益となった。四半期純利益は10億8500万円で同67・7%増。 〈シューズ事業〉 長引く消費低迷による小売価格の低価格化と猛暑の影響による夏場のスニーカー類の不振により、売上げは前年を下回った。こうした厳しい環境の中、ジャパ ニーズ・コンフォート・シューズ「アキレス・ソルボ」並びにジュニアスポーツ「瞬足」シリーズは全国の幅広い支持に支えられ、引き続き好評を維持。「ス ケッチャーズ」は健康・美容志向の拡大に伴いシェイプアップスを中心に拡販を図ったが、消費低迷により売上げは前年を下回った。「エコー」は、販売価格を 意識した商品の再構築を図り、一部需要回復も見られたが、売上げは前年を下回った。以上の結果、シューズ事業の売上高は165億4300万円、同9・1% 減、営業利益は11億8500万円、同17・7%減となった。 〈プラスチック事業〉 車輌内装資材関連商品は、中国市場では依然活発な受注状況で売上げは伸長。フィルムの国内事業は電子材料用、建材用、デスクマットなどの文具関係用、お よび海外向け工業用等が好調に推移。農業資材分野も環境対応製品の伸長などで前年の売上げを確保した。建装関連商品は市場規模が大幅に縮小したが、新築着 工件数が上向きに転じ、前年売上げを上回った。 以上の結果、プラスチック事業の売上高は277億8100万円、同0・0%増、営業利益は7億4300万円、同26・2%増となった。 〈産業資材事業〉 断熱資材は、住宅ローンの金利優遇策や住宅エコポイントの効果などで断熱材市場が急回復し、戸建て分野向け高断熱性能ボード「キューワンボード」は売上 げを大きく伸ばした。工業資材は、静電商品が国内海外ともに好調に推移し、中国東莞工場もパソコン等の需要増で伸長した。以上の結果、産業資材事業の売上 高は209億5900万円、同0・8%減、営業利益は17億800万円、同13・7%増となった。

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