日東化工の2020年3月期第1四半期決算は、売上高は18億9300万円で前年同期比1・1%減、営業利益は5400万円で同7・3%増、経常利益は5500万円で同6・5%増、四半期純利益は4900万円で同8・2%増となった。
ゴム事業の売上高は14億7700万円で同1・6%増。このうち、ゴムコンパウンドは、自動車関連を中心に受注が好調で、前年同期を上回る売上高となった。シート・マットは、ゴムシートの受注が堅調で、概ね前年同期並みの売上高となったが、ゴムマットは、ブラックターフやクッションマットの受注が減少し、売上は前年同期を下回った。
成形品のうちクッションタイヤの受注は堅調に推移し、成形品全体の売上高は計画通りに推移した。ただ、一部製品の販売終了の影響で売り上げは前年同期を下回った。
樹脂事業全体の売上高は4億1000万円で同9・9%減。高機能樹脂コンパウンドの受注は低調に推移し、売上は前年同期を下回った。
樹脂洗浄剤等では、樹脂洗浄剤のスーパークリーンは堅調に推移したものの、導電性樹脂ECXの受注が減少し、売上は前年同期を下回った。
通期の業績予想は、前回発表から修正はなく、売上高が76億9000万円で前期比0・1%増、営業利益が2億7000万円で同11・9%増、経常利益が2億6500万円で同7・1%増、純利益が1億9000万円で同3・0%増を見込んでいる。