住友理工は7月31日、体圧検知センサー「SRソフトビジョン」シリーズの新たなラインアップとして、足底の圧力の計測に特化した「足圧(そくあつ)版」を発売すると発表した。
「SRソフトビジョン」シリーズは、同社独自開発の導電性ゴムでできた「スマートラバー(SR )センサ」技術を応用し、圧力の分布を測定できるシート状センサー。床ずれリスクの管理やリハビリ効果の測定において客観的なデータを得ることができ、医療や介護の現場での効果的なリハビリ支援や適切な器具の選定に貢献している。
同シリーズは2013年に第1弾となる「分布版」の発売以降、さまざまなサイズ・機能の製品を拡充。従来品は、座位や臥位(寝姿勢)での計測を対象としていたが、「立った状態で足底にかかる圧力を計測したい」との要望を受け、立位に対応した製品「足圧版」を開発。大学や病院などの研究機関を主な対象とし、座位から立位への動きや立位のバランスなどの測定評価に活用できる。
「SRソフトビジョン(足圧版)」の主な機能と特長は、「足圧分布のリアルタイム表示、キャプチャ、動画の計測」「左右荷重比率、面圧中心の移動軌跡長計測」「csvファイルへの足圧分布データ出力」「大型ボタンによるシンプルでわかりやすい操作性(ビューワーソフトウェア)」「 電源不要、パソコンにUSBケーブルを接続するだけでらくらく計測」が挙げられる。