豊田合成の20年3月期第1四半期連結決算(IFRS基準)は、売上収益は2093億5500万円で前年同期比1・9%増、営業利益は78億6700万円で同24・0%減、税引前利益は80億5300万円で同26・2%減、親会社の所有者に帰属する四半期利益は37億800万円で同45・2%減となった。
売上収益は主要顧客の生産台数の増加などにより増収。一方、利益は増販効果や合理化努力などがあったものの、国内での前期の新型車効果の反動や米州での人件費の上昇等が響き減益だった。
地域別に見ると、国内は主に主要顧客の生産台数増加などで売上収益は1005億円で同4・4%増。利益は新型車効果の減少などにより、セグメント利益は19億円で同47・4%減となった。
米州は、売上収益は641億円で同0・4%減。利益は人件費上昇や原材料の値上がりなどで、セグメント利益は47億円で同11・8%減。
アジアでは、主に中国における主要顧客の生産台数増加などにより売上収益は493億円で同2・5%増。利益は製品構成の悪化などがあったものの、増販効果や合理化努力などにより、セグメント利益は25億円で同0・8%増となった。
欧州・アフリカでは、売上収益は109億円で同7・0%減。利益は減販の影響もあり、セグメント損失は15億円(前年同四半期のセグメント損失は11億円)となった。
通期連結業績予想の修正はなく、売上収益8450億円で前期比0・5%増、営業利益410億円で同12・3%増、税引前利益420億円で同12・4%増、親会社の所有者に帰属する純利益250億円で同7・3%増を見込んでいる。