東部ゴム商組の工業用品部会は7月30日、東京・銀座のホテルモントレ銀座で商工懇談会を開催し、第4回工業用品流通動態調査を発表した(本紙既報)。
同組合では、ベルトホース部会が1982年からベルト・ホース流通動態調査を実施している。一方、工業用品部会で扱うゴムシート/マットや成形品、押出品などは商品の種類や材料・製法が多岐にわたり、分類の区分けが難しく、調査実施が難しいとされてきたが、部会員の努力の積み重ねにより、2016年工業用品流通動態調査が実施されている。
調査対象企業は工業用品部会員企業41社と同部会員選定の組合員企業19社の計60社に依頼。調査期間は18年4月~19年3月の1年間で、回答率は80%(48社)となっている。
設問内容に関しては、ゴムシート/マット、切削/打抜品、成形品、押出品、ロール品、ライニング・引布、その他の製法別に分類し、売上や市場価格、販売上の問題点など12の設問に対しそれぞれ回答を求めた。
〈前年度の売上高〉
どの商品分類でも売上高は前年比で「95~105%未満」との回答が一番多く、これは前年調査と変化はなかった。分類ごとに細かく見ると、伸長2回答(105~110%未満、110%以上)が減少2回答(90~105%未満、90%未満)よりも大きく、かつ前年回答に比べて数値が良かったのは、ゴムシート/マットと