ニッタの20年3月期第1四半期連結決算は、売上高が209億7100万円で前年同期比3・1%減、営業利益は9億7000万円で同33・1%減、経常利益は22億2800万円で同24・7%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は18億2600万円で同21・8%減となった。
同社グループの主要需要業界を見ると、物流業界向けの需要が依然として堅調な反面、半導体業界向けなどで国内外ともに減速がみられた。その結果、売上高は減収となった。利益面では、営業利益は原材料価格の上昇や先行投資による人件費、減価償却費が増加したことより減益。経常利益は、持分法適用会社の需要業界の業況が低調であったことによる持分法投資利益の減少により減益となった。
通期の連結業績予想に変更なく、売上高は900億円で前期比0・9%増、営業利益は54億円で同4・6%減、経常利益は104億円で同9・4%減、親会社株主に帰属する当期純利益は83億円で同7・5%減を見込んでいる。