三洋貿易の19年9月期第3四半期連結決算は、売上高が641億500万円で前年同期比8・1%増、営業利益は49億200万円で同14・8%増、経常利益は50億9700万円で同14・8%増、四半期純利益は34億4000万円で同16・1%増となった。
セグメント別では、化成品は、売上高が236億2900万円で同1・7%増、セグメント利益は12億7400万円で同18・4%減。ゴム関連商品は、仕入値上昇や米中貿易摩擦に伴う中国景気の減速などにより主力の自動車、家電、情報機器関連向け合成ゴムや副資材の採算が振るわず、低調だった。
機械資材は、売上高が255億4800万円で同18・8%増、セグメント利益は33億7000万円で同31・8%増。産業資材関連商品は、シート用部品などの自動車内装用商材の販売が好調に推移し、売上・利益ともに前年同期を上回った。
通期予想は、5月に上方修正した内容から変更はなく、売上高は860億円で前期比9・6%増、営業利益は59億円で同12・1%増、経常利益は62億円で同11・2%増、当期純利益は42億円で同15・5%増を見込む。
なお、海外現地法人は、売上高が147億7300万円で前年同期比2・6%増、セグメント利益は7億6900万円で同7・6%増だった。