ダウ・ケミカル日本は8月2日、世田谷区立尾山台中学校で、オリンピックと科学を掛け合わせた教育プログラムとして、7月16日に提供授業「カガクのチカラ」を実施したと発表した。
ダウ日本グループ(同社、東レ・ダウ)のボランティア社員10人がプログラムの講師となり、中学2年生の生徒を対象に、化学がスポーツや社会の進歩に果たす役割や、自身の渾身の仕事について語り、生徒たちとワークショップを行った。同社は2017年よりオリンピックにちなんだ教育プログラムを提供しており、今回が3回目となる。
なお、親会社のダウ(ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー)は、米国に本社を置く素材科学会社。ダウは、オリンピックのワールドワイドパートナーおよび「公式化学会社」、国際オリンピック委員会(IOC)の公式カーボンパートナーを務めている。
同社は、東京2020オリンピックの開催に向けて、化学がスポーツの分野はもちろん、持続可能な社会の実現に役に立っていること、また、生徒に働くことの面白さを感じてもらうプログラムを「NPO法人じぶん未来クラブ」と協働で企画した。尾山台中学校では、約100人の中学2年生の生徒を対象として、実験やクイズなどを交えた化学の紹介、また社会人であるボランティア社員とのQ&A(質疑応答)コーナーを設けるなど、生徒参加型の授業を行った。