DICは8月5日、3日19時30分ごろ液晶材料や工業用テープ、インクジェットインキなどの製造を行う同社埼玉工場の危険物立体倉庫から出火した火災について、同倉庫が全焼したと発表した。この火災で他の施設への大きな延焼はないが、隣接する建物に一部損傷がある。人的被害はないとしている。
火災により、一部近隣住民の避難が行われたほか、工場前の公道が封鎖された。現在は解除されている。その他の影響については確認中(5日11時現在)。
原因は不明とし、公設消防の指示のもと、関係当局のご指導を仰ぎながら適切な対策を実施している。生産への影響は確認中。業績への影響は調査中で、今後開示すべき事項が判明した場合は速やかに知らせるとしている。
同社は「近隣住民の皆様ならびに関係者の皆様には、多大なご迷惑・ご心配をお掛けし、深くお詫び申し上げます」とコメントした。