独ランクセスが8月6日に発表した2019年度第2四半期連結業績は、売上高は前年同期比1・0%減の18億1000万ユーロ、特別項目を除いたEBITDAは同1・4%減の2億8600万ユーロ、特別項目を除いたEBITDAマージンは、15・8%(前年同期は15・9%)と横ばいに推移。また、純利益は同3・1%増の1億ユーロとなった。
19年度第2四半期業績については、特に、自動車産業の需要低迷の影響により、エンジニアリングマテリアルズおよびスペシャリティアディティブス部門における販売量が減少した。加えて、クロム鉱石事業の低迷も業績に影響を与えた。しかし、同社の安定的な事業ポートフォリオと為替の好影響(特に米ドル高)によってほぼ相殺することができたとしている。
なお、2019年度通期の業績予測は、特別項目を除いたEBITDAは10億ユーロ〜10億5000万ユーロを見込んでいる(前年度は10億1600万ユーロ)。第3四半期の業績は前年同期比でわずかに減速するものの、第4四半期にはやや回復すると見込んでいる。