ナンシンの20年3月期第1四半期連結決算は、売上高が22億1500万円で前年同期比3・1%減、営業利益は1億3300万円で同7・6%減、経常利益は1億5300万円で同13・0%増、四半期純利益は1億円で同19・1%増となった。
主要な取引先である機械工具業界や物流業界からの受注に波があり、一貫した力強さが感じられない状況の下、同社グループは、海外生産拠点との一体運営の強化などによる原価低減や新たな販路の開拓に努めながら、より付加価値の高い商品の開発に力を入れ、広告宣伝などを通じてブランド力の向上を図り、経営体質の充実強化に注力した。
通期の連結業績予想に変更はなく、売上高は92億500万円で前期比2・7%減、営業利益は4億6100万円で同34・8%減、経常利益は5億9600万円で同30・0%減、当期純利益は4億2200万円で同27・4%減を見込んでいる。