櫻護謨の20年3月第1四半期連結決算は、売上高が16億7600万円で前年同期比3・3%減、営業利益は6200万円の損失(前年同期は6900万円の利益)、経常利益は6400万円の損失(前年同期は6600万円の利益)、四半期純利益は4900万円の損失(前年同期は3600万円の利益)となった。
消防・防災事業は増収となったものの、航空・宇宙、工業用品事業の売上高が減少し減収。また、利益面は売上高構成品目の変動による売上原価率の上昇、新本社事務所移転に関するコストの増加により減益となった。
セグメント別では、消防・防災事業は売上高が5億5600万円で同30・6%増、セグメント損失は6800万円(前年同期は6800万円セグメント損失)となった。テロ対策資機材の販売が売上高に寄与したが、付加価値の高い大口径ホースの納入案件減少が利益率を押し下げた。
航空・宇宙、工業用品事業は、売上高が10億円で同15・9%減、セグメント利益は8500万円で同58・8%減。工業用品部門のタンクシールの案件減少と子会社の塗装工事の受注単価低下により売上高は減少した。
通期の連結業績予想に変更はなく、売上高が104億円で前期比0・5%減、営業利益は4億5000万円で同38・0%減、経常利益は4億円で同42・7%減、純利益は2億6000万円で同39・2%減を見込んでいる。