双龍産業(東京都中央区、椎名孝雄社長)は、合成ゴムや各種コンパウンドなど主に化学品分野のニッチな商品を世界各国の有力メーカーから調達し販売している。今期の業績や海外拠点、今後の目標などを椎名社長に聞いた。
◆今期の業績について。
今期(2019年7月期)は、売上は前期比7~8%増、利益は若干減となる見込みです。増収の主な要因は、タイやインドネシアなどの海外向けが伸長したことです。取扱商品では主力ポリマー(NBR、SBR、EPDM)及び各種CMBが堅調。さらに台湾メーカー(南帝化学工業)のTPVも第3の柱として販売が着実に増えています。
一方、減益要因は、増員や本社拡張などによる費用増が響きましたが、これは将来への成長投資と考えています。
◆海外拠点の状況は。
海外は現在 香港、中国、タイ、インドネシアに拠点がありますが、最初に現地法人を開設したのが1995年の香港です。2017年には主に日系のお客様に合成ゴムを販売する目的で中国・上海に双龍上海を開設しました。また、2018年には台湾合成ゴムメーカーから現地代理店に協力して合成ゴムを拡販して欲しいとの要請があり、でタイにJV(SST=Sunny Sohryu Thailand)を設立しました。その
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