ゴム製品生産1~9月累計 生産量0・8%増、出荷額3・3%増

2011年11月21日

ゴムタイムス社
 日本ゴム工業会が経済産業省統計に基づき発表した2011年1月―9月累計のゴム製品生産・出荷実績によると、ゴム製品生産量は106万6882トンで前年同期比0・8%増、出荷額は1兆6598億3600万円で同3・3%増となった。
 主なゴム製品別で見ていくと、自動車タイヤは震災の影響で自動車生産の減産があったものの、5月以降から徐々に回復している。この結果、生産量は87万6338トンで同2・1%増、出荷額は9069億5800万で同10・6%増となった。
 ゴムベルトは生産量の輸出に関して、原材料高や円高の影響があるものの、内需による震災の復興需要もでており、4月から回復を見せている。この結果、生産量は2万541トンで同10・7%増、出金額は559億8300万円で同2・3%増加した。
 ホースは震災による国内自動車生産台数が大幅に減少したことにより、自動車用ホースの生産が落ち込こんだ。しかし高圧ホースの生産・出荷が高水準で寄与したことで生産量は2万0541トンで同10・7%増、出荷額は559億8300万円で同2・3%増。
 工業用品は自動車用が自動車減産で大きく響いいたが、8月以降から前期比並みにまで回復しつつある。この結果、生産量は12万5007トンで同7・7%減、出荷額は4982億5400万円で同6・1%減となった。

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