ダイキンの2020年3月期第1四半期決算は、売上高は6812億9800万円で前年同期比3・7%増、営業利益は896億1900万円で同7・8%増、経常利益は898億2600万円で同5・1%増、四半期純利益は631億600万円で同5・8%増となった。
空調・冷凍機事業セグメント合計の売上高は、同5・1%増の6252億8500万円、営業利益は、同11・4%増の825億700万円だった。
化学事業セグメント合計の売上高は、同11・7%減の442億6100万円となった。営業利益は、同21・1%減の62億8300万円となった。
フッ素樹脂は、米国市場でのLANケーブルやアジア・欧州の電線関係の需要は堅調だったが、世界的に半導体関連需要が減少したことで、売上高は前年同期を下回った。また、フッ素ゴムについても、米国・欧州・中国などの市場で、自動車関連分野の需要が落ち込んだ影響を受け、売上高は前年同期を下回った。
化成品のうち、表面防汚コーティング剤は、中国やアジアでの需要が減少し、売上高は前年同期を下回った。また、撥水撥油剤についても、アジアでの拡販が進展したが、その他の地域で需要が伸びず、売上高は前年同期を下回った。これらの結果、化成品全体では売上高は前年同期を下回った。
通期の連結業績予想については、直近の公表から修正はなく、売上高が2兆6700万円で前期比7・6%増、営業利益が2850億円で同3・2%増、経常利益が2850億円で同2・9%増、純利益が1930億円で同2・1%増を見込んでいる。